バトン
最近更新しづらくなってまいりましたががんばります。
銀蛇さんから貰ったバトン。我ながらカオスです。
『俺がアイツでアイツが俺で!バトン』
指定キャラ:大魔王アーリマン、帝國指導者ルシファー、地獄の帝王サタン、サキュバスの女王リリス
1.まずはお名前と入れ替わった相手の名前を教えて下さい。
何せうちはキャラが全部で10人以上いますので…上記の2ペアで
アーリマン、ルシファーペア
ル:「やったぁぁあああ!!!うぉぉぉぉ念願の大魔王に昇進だぁああ!!(大喜び)」
ア:「貴公…単に体が入れ替わっただけだろうが…」
ル:「いやはや素晴らしい日ですな!大魔王様!今から私が【1日大魔王】になったげましょう!大魔王様のお仕事が減りますから、きっと楽になれますぞ!」
ア:「…大魔王は親善大使じゃないぞ…大丈夫かぁ?…おまけに精神的に全く安心できないのだが、ああ帝国の行く末はいかに…」
リリス、サタンペア
リ:「何ということだ!私が…ああ、偉大なる私が…下劣で汚れた男の体になってしまうとは…狂気だ!この世の終わりだぁ!!(大泣き)」
サ:「おいおい、この身体じゃ我の槍が持てないではないか!!ああ、我のいない陸軍などはありえないのに!我のいない地獄はありえないのに!!(更に大泣き)」
2.入れ替わっちゃった!第一印象は?
ア:「うむ、見事な肉体だ。若々しくて体力にあふれて健康的。おまけにこの声は!2000年前の私の声よりも美しい!いやはや、素晴らしいな!」
ル:「大魔王様って改めて思いましたけどやはり大きいんですね。見える範囲がいつもの3倍以上はあります」
ア:「私は6メートルはある。貴公は1,97メートルぐらいであろう。見える範囲自体が相当違うはずだ」
ル:「やはり大物ですねぇ」
リ:「うう、体中から石炭とすすの忌まわしい匂いがする…おまけに何なんだこの体は!灰色一色ではないか!汚らわしい!」
サ:「化粧くさいな…香水も随分かけているようで匂いがきつい…何だこの耳元の飾りだの、胸元の飾りだの…動き回るたびにちゃらちゃらしてうるさいわい」
リ:「自慢の胸も、ヒップも…ああ、何なんだこの石のような筋肉とお尻は…こんな鍛え上げられた体でどうやって男を誘惑しろと?ホモじゃあるまいし…」
サ:「うーむ、胸元が重い。何という胸だ。下が胸に邪魔されて見えないではないか…しかし、改めてみるとすごいな流石サッキュバスの女王。美しい肌にこの体。うーむ…アダムは惜しい奴を逃したな」
3.この状態で一日何する?
ル:「さ〜て、大魔王様の王座♪大魔王様の書斎♪ああ、私に全ての権力が今!さぁルシファーの時代だ!」
ア:「久しぶりにレジャーに出かけるとしようか。ゾフィーエル!旅の用意を!目指すは21世紀のハワイ、ホノルルだ!」
リ:「本当に何をしろと…」
サ:「我は少し出かけてくる。気分が悪い…」
4.これを見たあなたの周りの人々の反応は?
ほぼ総員「(リリスとサタンペアは)カオスだ…」
グレモリー 即死状態 マルコシアスも後を追う
ベルフェゴール「うん、新薬D34の調子はいいわね…ムニャ」
5.相手になってしてやりたい!ってことは?
ル:「全ての権力を我が元へ!国家それは私!」
ア:「野心満々だな…我はホノルルでバカンスを楽しんでこよう」
ル:「どうぞ!お楽しみください!一生帰ってこなくても…」
ア:「心配するな2日で帰る」
リ:「地獄で男共相手に権力を振るってみるか…」
サ:「サキュバスを徹底的に訓練して国家が統制する完璧な武装民兵集団に…」
6.逆にされたくないことって?
ル:「あっ!ホノルルで余りはしゃぎすぎないでくださいよ!私の面子を壊さぬように!」
ア:「よし、久々にホノルルでガールハントを!」
ル:「やめろぉぉぉぉ!!!!」
リ:「お願いだから体を汚すな。私のその美しい体は汝の体よりはるかに貴重品だ」
サ:「おう、リリスもお願いだから地獄で変なことをするなよ」
リ:「心配するな。気に入った罪人どもを天井で縛り付けて、蝋燭をたらし、鞭でひっぱたいて私の忠実な雄奴隷にするだけだ」
サ:「…こやつ…頼むから天井に縛るまででやめてくれ…」
7.正直今の自分どう?
ル:「(仕事中)くそぅ、忌々しい奴らめ…どうして反抗ばかりするんだ。おまけになんなんだこの仕事の量は…体が持たぬ。大魔王様がここまで苦労していたとは!」
ア:「(豪遊中)うわははははは!!!素晴らしい!若いことは素晴らしい!ああ、私は失われた青春を楽しんでいるのだ!なんて素晴らしいのだろう!この開放感、日頃のストレスが嘘のようだ!」
リ:(地獄)頑張ってみるが仕事が過酷過ぎてダウン
サ:「(サキュバスを前に)さぁ諸君!君たちは徹底的に国家に奉仕するのだ!まずは朝から晩まで基礎体力作りだ、早速グラウンド200周!…いやはや地獄とは違っていい気分だ。反抗する地獄の馬鹿どもとは違って女王リリスに忠実なサキュバスは扱いやすいわい」
8.元の体に戻れたとしたら今すぐ戻る?
ル:「お願いだから戻してください…もう仕事はこりごりです…野心なんて抱きませんからぁ…」
ア:「いやいや、まだまだ私は遊ぶぞぉ!ゾフィーエル!次は1920年のアメリカだ!一攫千金を狙おう!」
ル:「うう、こんなに大魔王様の仕事が大変だとは…(リリスと同じく朽ち果てる)」
サ:「とんでもない!当分この体で権力を震わせてくれたまえ!」
リ:「男の体なんていや!サキュバスは我がライフワークなんですもの!」
9.大変! 戻れなくなっちゃった!
ル:「もうだめだ…この過酷な仕事内容は耐えられない…自害しかあるまい…」
ア:「うわははははは!この世の中は天国だ!ゾフィーエル、再び旅の用意を!今度は19世紀のイギリスダァ!社交界でデビューしてやるわい!まだまだ中年の星アーリマンは輝くぞぉ!!」
サ:「ようし!当分サキュバスを率いてやがては大軍団を作り上げよう!お前たち怠けるなよ!今度はスクワット60回を10セットだ!」
リ:「…お願いだからサタン。体を返して…男を誘惑できないのはやはり苦痛だわ…お願い…」
サ:「冗談じゃない!見たまえリリス!サキュバス達は今に有能な民兵になるぞ!」
リ:「うう…元に戻りたいよぉ……」
10.次に回す人をそれぞれ2名選んで下さい。
グレモリー「誰でもかまいませんわ。私はもう死んでしまいたい…」
マルコシアス「哀れなご主人様…」
11、最後に
ベルフェゴール「もはや完全に予想外の事態ですね。大魔王様はすっかり遊び人に。サタン殿はサキュバスの女王という権力を生かしてすっかり陸軍に取って代わるサキュバス軍団を作り上げてしまいました。やはり体と権力は上手く生かすものですわね。皆様、ご自分のお体は大切になさってくださいまし。柔軟な発想と適度な息抜き、そして自分のコントロールができれば人生はよりよいものになると思います。それではさようなら」
銀蛇さんから貰ったバトン。我ながらカオスです。
『俺がアイツでアイツが俺で!バトン』
指定キャラ:大魔王アーリマン、帝國指導者ルシファー、地獄の帝王サタン、サキュバスの女王リリス
1.まずはお名前と入れ替わった相手の名前を教えて下さい。
何せうちはキャラが全部で10人以上いますので…上記の2ペアで
アーリマン、ルシファーペア
ル:「やったぁぁあああ!!!うぉぉぉぉ念願の大魔王に昇進だぁああ!!(大喜び)」
ア:「貴公…単に体が入れ替わっただけだろうが…」
ル:「いやはや素晴らしい日ですな!大魔王様!今から私が【1日大魔王】になったげましょう!大魔王様のお仕事が減りますから、きっと楽になれますぞ!」
ア:「…大魔王は親善大使じゃないぞ…大丈夫かぁ?…おまけに精神的に全く安心できないのだが、ああ帝国の行く末はいかに…」
リリス、サタンペア
リ:「何ということだ!私が…ああ、偉大なる私が…下劣で汚れた男の体になってしまうとは…狂気だ!この世の終わりだぁ!!(大泣き)」
サ:「おいおい、この身体じゃ我の槍が持てないではないか!!ああ、我のいない陸軍などはありえないのに!我のいない地獄はありえないのに!!(更に大泣き)」
2.入れ替わっちゃった!第一印象は?
ア:「うむ、見事な肉体だ。若々しくて体力にあふれて健康的。おまけにこの声は!2000年前の私の声よりも美しい!いやはや、素晴らしいな!」
ル:「大魔王様って改めて思いましたけどやはり大きいんですね。見える範囲がいつもの3倍以上はあります」
ア:「私は6メートルはある。貴公は1,97メートルぐらいであろう。見える範囲自体が相当違うはずだ」
ル:「やはり大物ですねぇ」
リ:「うう、体中から石炭とすすの忌まわしい匂いがする…おまけに何なんだこの体は!灰色一色ではないか!汚らわしい!」
サ:「化粧くさいな…香水も随分かけているようで匂いがきつい…何だこの耳元の飾りだの、胸元の飾りだの…動き回るたびにちゃらちゃらしてうるさいわい」
リ:「自慢の胸も、ヒップも…ああ、何なんだこの石のような筋肉とお尻は…こんな鍛え上げられた体でどうやって男を誘惑しろと?ホモじゃあるまいし…」
サ:「うーむ、胸元が重い。何という胸だ。下が胸に邪魔されて見えないではないか…しかし、改めてみるとすごいな流石サッキュバスの女王。美しい肌にこの体。うーむ…アダムは惜しい奴を逃したな」
3.この状態で一日何する?
ル:「さ〜て、大魔王様の王座♪大魔王様の書斎♪ああ、私に全ての権力が今!さぁルシファーの時代だ!」
ア:「久しぶりにレジャーに出かけるとしようか。ゾフィーエル!旅の用意を!目指すは21世紀のハワイ、ホノルルだ!」
リ:「本当に何をしろと…」
サ:「我は少し出かけてくる。気分が悪い…」
4.これを見たあなたの周りの人々の反応は?
ほぼ総員「(リリスとサタンペアは)カオスだ…」
グレモリー 即死状態 マルコシアスも後を追う
ベルフェゴール「うん、新薬D34の調子はいいわね…ムニャ」
5.相手になってしてやりたい!ってことは?
ル:「全ての権力を我が元へ!国家それは私!」
ア:「野心満々だな…我はホノルルでバカンスを楽しんでこよう」
ル:「どうぞ!お楽しみください!一生帰ってこなくても…」
ア:「心配するな2日で帰る」
リ:「地獄で男共相手に権力を振るってみるか…」
サ:「サキュバスを徹底的に訓練して国家が統制する完璧な武装民兵集団に…」
6.逆にされたくないことって?
ル:「あっ!ホノルルで余りはしゃぎすぎないでくださいよ!私の面子を壊さぬように!」
ア:「よし、久々にホノルルでガールハントを!」
ル:「やめろぉぉぉぉ!!!!」
リ:「お願いだから体を汚すな。私のその美しい体は汝の体よりはるかに貴重品だ」
サ:「おう、リリスもお願いだから地獄で変なことをするなよ」
リ:「心配するな。気に入った罪人どもを天井で縛り付けて、蝋燭をたらし、鞭でひっぱたいて私の忠実な雄奴隷にするだけだ」
サ:「…こやつ…頼むから天井に縛るまででやめてくれ…」
7.正直今の自分どう?
ル:「(仕事中)くそぅ、忌々しい奴らめ…どうして反抗ばかりするんだ。おまけになんなんだこの仕事の量は…体が持たぬ。大魔王様がここまで苦労していたとは!」
ア:「(豪遊中)うわははははは!!!素晴らしい!若いことは素晴らしい!ああ、私は失われた青春を楽しんでいるのだ!なんて素晴らしいのだろう!この開放感、日頃のストレスが嘘のようだ!」
リ:(地獄)頑張ってみるが仕事が過酷過ぎてダウン
サ:「(サキュバスを前に)さぁ諸君!君たちは徹底的に国家に奉仕するのだ!まずは朝から晩まで基礎体力作りだ、早速グラウンド200周!…いやはや地獄とは違っていい気分だ。反抗する地獄の馬鹿どもとは違って女王リリスに忠実なサキュバスは扱いやすいわい」
8.元の体に戻れたとしたら今すぐ戻る?
ル:「お願いだから戻してください…もう仕事はこりごりです…野心なんて抱きませんからぁ…」
ア:「いやいや、まだまだ私は遊ぶぞぉ!ゾフィーエル!次は1920年のアメリカだ!一攫千金を狙おう!」
ル:「うう、こんなに大魔王様の仕事が大変だとは…(リリスと同じく朽ち果てる)」
サ:「とんでもない!当分この体で権力を震わせてくれたまえ!」
リ:「男の体なんていや!サキュバスは我がライフワークなんですもの!」
9.大変! 戻れなくなっちゃった!
ル:「もうだめだ…この過酷な仕事内容は耐えられない…自害しかあるまい…」
ア:「うわははははは!この世の中は天国だ!ゾフィーエル、再び旅の用意を!今度は19世紀のイギリスダァ!社交界でデビューしてやるわい!まだまだ中年の星アーリマンは輝くぞぉ!!」
サ:「ようし!当分サキュバスを率いてやがては大軍団を作り上げよう!お前たち怠けるなよ!今度はスクワット60回を10セットだ!」
リ:「…お願いだからサタン。体を返して…男を誘惑できないのはやはり苦痛だわ…お願い…」
サ:「冗談じゃない!見たまえリリス!サキュバス達は今に有能な民兵になるぞ!」
リ:「うう…元に戻りたいよぉ……」
10.次に回す人をそれぞれ2名選んで下さい。
グレモリー「誰でもかまいませんわ。私はもう死んでしまいたい…」
マルコシアス「哀れなご主人様…」
11、最後に
ベルフェゴール「もはや完全に予想外の事態ですね。大魔王様はすっかり遊び人に。サタン殿はサキュバスの女王という権力を生かしてすっかり陸軍に取って代わるサキュバス軍団を作り上げてしまいました。やはり体と権力は上手く生かすものですわね。皆様、ご自分のお体は大切になさってくださいまし。柔軟な発想と適度な息抜き、そして自分のコントロールができれば人生はよりよいものになると思います。それではさようなら」
【栄光の悪魔貴族達】第1章将此〆鄒
一行は食事を取りながら今後の計画を模索していた。
彼らの大半はこのころ創世記戦争の最前線で戦っていたので、この時代のエデンの園についてはまったく分からなかった。しかし幸いにも神によって最初に作られた人間の女性であるリリスは創世記戦争のころに悪魔になっていてしかもアダムの元最初の妻(つまりヨーロッパ人の元祖たるアダムはバツ1である)だったのでエデンの園の少しばかり情報が手に入った。
「私がエデンの園を私が逃げ出したのは丁度、この戦争が始まる1ヶ月前だったわ。その時、確かこの区域を警備していたのは憲兵隊長ウリエルと彼の憲兵隊で、4方に広がる4つの門はいずれも硬く防御されているわ」
リリスはエデンの園を懐かしむように眺めながら言った。
「ウリエル!私の変装を見破った大天使か!」
ルシファーはその話を聞いて興奮したように言った。彼はかつて戦争終了後に天使に変装し単身でエデンの園に侵入したものの、ウリエルに変装を見破られて追い返された苦い経験があるのだった。
「それはいつの話です?」ベルフェゴールが門を双眼鏡で眺めながら言った。
「戦争終了2日後だから…ゾフィーエルは大体分からないか?この時代君は確か天使だっただろう?」
「はい、少しお待ちを…(おもむろに大魔王から昔もらった地図を取り出し)わかりましたわ。今日は創世記戦争の最終日、すなわちルシファー様がエデンの園に侵入する2日前です」
「それなら…」アスモデウスが言った。「急がなければいけないな。たぶん今は戦争で兵隊を割いていてここの警備は甘くなってるはずだ」
一行はすぐさま寸分狂いもない完璧な天使に変身した。動物たちも例外ではなく、彼ら共々いずれも若くて血気と気品にあふれて美しいブロンドの髪と8枚の羽根を持つ智天使(ケルビム)になった。
彼らはルシファーが侵入したのと同じルートでエデンの園の内部へ侵入しゾフィーエルを先頭にさっきの大魔王のどんな場所でも時代でも使える魔法の地図を使って奥深い森の中へ入り、そこに簡素ながらも拠点を作った。
そして一行は各自複雑な思いを持ちながら眠りについた。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
翌日、ベルフェゴールが夢の中(といってもほぼ毎日夢の中、現実にいる時間は短い)で思いついた作戦を一行は実行に移した。作戦はきわめて単純で、智天使の合唱隊を装って天使達を講堂におびき寄せ怠情の悪魔ベルフェゴールの力で深い眠りに堕とさせ、閉じ込めて実行班がさっさとイヴを堕落させる。あとは全員憲兵隊が来る前に逃げなければいけない。
合唱隊はゾフィーエルが指揮官となり、ルシファー、ベルゼバブ、レヴィアタン、アスモデウス、ベルフェゴール、グレモリーとマルコシアス、サタン、そして動物たちなどで実行犯はリリスとマモンだった。
気がつけば朝も終わりが近づいてきたので、合唱隊はすぐさま出かけることにした。
「がんばって皆様方ぁ!」リリスが合唱隊に手を振って森の奥へ戻っていった。
「うむ、我々ががんばらなくてはいけませんな!」ベルゼバブは気合を入れて、サタンに言った。
「そうだな…歌を歌うのは苦手だが、精一杯歌おう!」
そんなサタンの姿を見てグレモリーが微笑んだ。
「その意気込みですよ!歌は心が作り出すものです。心のこもった歌は何よりも変えがたいものがあります」
一行はそれを聞くとなんだかもっとやる気があふれてくるのだった。
「流石ご主人様、敬服いたします」とマルコシアスが付け加えた。
やがて巨大な講堂が見えてきた。
「まぁ、歌に関しては自信ありだ」ルシファーが軽い足取りで言った。「私はすべてにおいて完璧だからな!」
一行はそのまま講堂の中へ入っていった。ようやく作戦開始である。

1月1回頼みます
こちらもお願いします
彼らの大半はこのころ創世記戦争の最前線で戦っていたので、この時代のエデンの園についてはまったく分からなかった。しかし幸いにも神によって最初に作られた人間の女性であるリリスは創世記戦争のころに悪魔になっていてしかもアダムの元最初の妻(つまりヨーロッパ人の元祖たるアダムはバツ1である)だったのでエデンの園の少しばかり情報が手に入った。
「私がエデンの園を私が逃げ出したのは丁度、この戦争が始まる1ヶ月前だったわ。その時、確かこの区域を警備していたのは憲兵隊長ウリエルと彼の憲兵隊で、4方に広がる4つの門はいずれも硬く防御されているわ」
リリスはエデンの園を懐かしむように眺めながら言った。
「ウリエル!私の変装を見破った大天使か!」
ルシファーはその話を聞いて興奮したように言った。彼はかつて戦争終了後に天使に変装し単身でエデンの園に侵入したものの、ウリエルに変装を見破られて追い返された苦い経験があるのだった。
「それはいつの話です?」ベルフェゴールが門を双眼鏡で眺めながら言った。
「戦争終了2日後だから…ゾフィーエルは大体分からないか?この時代君は確か天使だっただろう?」
「はい、少しお待ちを…(おもむろに大魔王から昔もらった地図を取り出し)わかりましたわ。今日は創世記戦争の最終日、すなわちルシファー様がエデンの園に侵入する2日前です」
「それなら…」アスモデウスが言った。「急がなければいけないな。たぶん今は戦争で兵隊を割いていてここの警備は甘くなってるはずだ」
一行はすぐさま寸分狂いもない完璧な天使に変身した。動物たちも例外ではなく、彼ら共々いずれも若くて血気と気品にあふれて美しいブロンドの髪と8枚の羽根を持つ智天使(ケルビム)になった。
彼らはルシファーが侵入したのと同じルートでエデンの園の内部へ侵入しゾフィーエルを先頭にさっきの大魔王のどんな場所でも時代でも使える魔法の地図を使って奥深い森の中へ入り、そこに簡素ながらも拠点を作った。
そして一行は各自複雑な思いを持ちながら眠りについた。
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翌日、ベルフェゴールが夢の中(といってもほぼ毎日夢の中、現実にいる時間は短い)で思いついた作戦を一行は実行に移した。作戦はきわめて単純で、智天使の合唱隊を装って天使達を講堂におびき寄せ怠情の悪魔ベルフェゴールの力で深い眠りに堕とさせ、閉じ込めて実行班がさっさとイヴを堕落させる。あとは全員憲兵隊が来る前に逃げなければいけない。
合唱隊はゾフィーエルが指揮官となり、ルシファー、ベルゼバブ、レヴィアタン、アスモデウス、ベルフェゴール、グレモリーとマルコシアス、サタン、そして動物たちなどで実行犯はリリスとマモンだった。
気がつけば朝も終わりが近づいてきたので、合唱隊はすぐさま出かけることにした。
「がんばって皆様方ぁ!」リリスが合唱隊に手を振って森の奥へ戻っていった。
「うむ、我々ががんばらなくてはいけませんな!」ベルゼバブは気合を入れて、サタンに言った。
「そうだな…歌を歌うのは苦手だが、精一杯歌おう!」
そんなサタンの姿を見てグレモリーが微笑んだ。
「その意気込みですよ!歌は心が作り出すものです。心のこもった歌は何よりも変えがたいものがあります」
一行はそれを聞くとなんだかもっとやる気があふれてくるのだった。
「流石ご主人様、敬服いたします」とマルコシアスが付け加えた。
やがて巨大な講堂が見えてきた。
「まぁ、歌に関しては自信ありだ」ルシファーが軽い足取りで言った。「私はすべてにおいて完璧だからな!」
一行はそのまま講堂の中へ入っていった。ようやく作戦開始である。

1月1回頼みます
テーマ : 自作小説(ファンタジー) - ジャンル : 小説・文学
【栄光の悪魔貴族達】第1章将后.┘妊鵑留爐
返事はすぐ来た。
「いいだろう、話は全て聞かせてもらったからな」
「聞かせてもらった…だと?」
「悪魔同士は一時的だが意識の共用が可能なことを忘れたのか?ルシファーが教えてくれたんだ。汝が私のために悩んでくれたことは嬉しい。600年間君は私にほぼ無関心だったからな」
「…すまぬ。未熟だったのだ。自分に正直になれなかったのだ…我は愚か者だ」
サタンは手を差し伸べてリリスの右手を軽く握った。「我とやり直してもらえるだろうか?」
リリスは月明かりの下で少し微笑んでいた。月が蒼くひかり、世にも不思議な空間を作り出す。蒼い世界だ。周囲から聞こえる音楽さえもこの世界では全く遮断されてしまう。
「いいさ、やり直そう。人生は何度でもリセットボタンが押せる。人生をやり直す気があればな…ククク、汝本当に可愛らしい地獄の帝王だな」
リリスはそのまま音楽に合わせてステップを踏もうとした。
だが、不意に世界の全てが真っ暗になり悪魔の一団は漆黒と闇の世界に巻き戻された。山の下の方に止めておいた動物たちも一緒だ。
「皆様!残念ながら12時の鐘がなったようです!白雪姫と王子様には現実世界に戻って頂きましょうかな」
よく響く声が空間内で響いた。
その声は美しく透明な男の声だったが美しさの中に皮肉と内なる残酷さ、人間の狂気まで混ぜ込んでミキサーでかき回したような、どこか聞いたものを震え上がらせる恐ろしさも持ち合わせていた。
全員があっけにとられて虚空を見上げると、まるでチャックでも開けるように真っ暗な空間を割って1人のタキシードと黒いシルクハットを着こなした、洒落た身なりの男がやってきたのだ。
時空の魔術師、そして悪魔の道化師であるメフィストフェレスである。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
「来たな、メフィストフェレス。大魔王様にしか従わない皮肉屋よ」
ルシファーが少し苦笑しながらメフィストフェレスを凝視した。
彼は自分に従わないものは基本的に余り好まないのだが、特に大魔王ばかりにしたがってばかりするメフィストフェレスは特段好まないのであった。
地獄の道化師は意地の悪そうな顔をして、あごひげをさすり自慢のシルクハットともっと黒いタキシードから砂を払った。紅い月が彼を照らし、周囲の暗黒の全てが彼を称えているようだった。
「オヤオヤこれは『偉大』なるルシファー閣下!相変わらず天使どもは貴方の足をなめておりますかな!?それとも大魔王の足を自らなめておりますかな!?ふはははは…」
「ははは、いい皮肉だな!それは過去の話だ!今は私は大天使長などではない!もっと高い位の帝王だ!!それにな私の力で大魔王様などいつか追い越してくれる!!」
向きになって言い返すルシファーを皆は止めようとした。地獄の道化師は皮肉にながけているので言い争うとろくなことにならないのだ。
「へぇ!それは驚きましたな!それではお忙しいはずのルシファー帝王はわざわざ追い越される予定の大魔王様の命令ためにわざわざ動き回るのですかい!?」
ルシファーは反論できなくなりがっくりと肩を落としてくやしみで歪ませた顔で彼を睨んだが、それは地獄の道化師を喜ばせるだけだった。
「さてと、早速お仕事と行きましょう。皆様方にはとある場所に行って一組の夫婦を堕落させてもらいましょう。ただ、堕落させる時の中心はリリス殿でお願いしますよ!こちとらただじゃ賢者の石はお渡ししませんからね!あなた方にわかりやすくいえば、今回の例ではリリス殿は、蛇になった状態で魔力を使いきってしまったんですな。それで月の光の下でしか元に戻れんのですわ。賢者の石の砕いて飲ませればすぐにも治りますよ…さて…と、吹けよ怒りの旋風!荒れ狂え偽りの天よ!」
メフィストフェレスがそう言って人差し指を出した右手をクルクルと大きく回すと風がその周りを回り始め、やがて大きくなり、巨大な竜巻ができた。
「せいぜい、頑張るのですな!追手は私が巻いておきましょう!!」
一向はメフィストフェレスの高笑いを聞いたような気がしたが、それを考えている間にすっかり竜巻に吹き飛ばされてしまった。
それでも一向は何とか空中で態勢を立て直し、とりあえず近くにあった山のようなところに降下した。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
「くそぅ、忌々しい奴め」
グレモリーに助けられてルシファーは立ち上がった。
「しかし、なんという無駄遣いだろうか。あの衣装の代金に年間の洗濯費!あれを国家資産に使えればなぁ!!」
マモンが残念そうに言った。そして自分の服装を見て、自分の質素倹約振りに改めて安心した。
マモンは貪欲さで、レヴィアタンは嫉妬で、サタンは憤怒で、ルシファーは傲慢さで、アスモデウスとベルゼバブと各動物たちは空腹で、ベルフェゴールは眠りを妨げられて、リリスとグレモリーは地獄の道化師の態度でそれぞれ顔を真っ赤にしてかっかしながら山の下の景色を見た。
そして一同は息をのんだ。
そこは光り輝く神の作った最初で最後の楽園。エデンの園だった。
「わかったわ」月の魔力を得られなくなった蛇に戻っていたリリスが言った。「私たちの仕事が…」
ルシファーが懐かしそうに眺めながら更に言った。「どうやらアダムとイヴを楽園から追放する必要があるようだな」
「しかし…そんな大仕事…それに私たちは歴史を変えてしまいかねませんし…」
グレモリーが冷や汗をたらしながら大きく息を吐いて呟いた。
不意にサタンがエデンの園のはるか北を指して言った。指差した先からは真っ暗な地平線上に明るい光と数多くの爆発音と煙が上がっていた。
「見たまえ!あれは創世記戦争の戦場だ。やはり我々はタイムスリップしたのだ!」
「タイムストリップ?」アスモデウスがおどけて言った。
「くだらん冗談ですな」レヴィアタンがバカにしたように吐き捨てた。
一同は参ってしまった。これは道化師の幻術だろうか?それとも現実だろうか?
「どっちだっていいわ」ベルフェゴールが静かに言った。「早く終わらせて帰りたいわ」
「ともかくだ」ベルゼバブが真剣そうに一堂を見回して重く、低い声で言った。
全員が何か大事なことを言うのかと期待して蝿の王を凝視した。
「とりあえず飯にしないか?」
全員が有無を言わずに賛成した。全員の腹の虫はすでに鳴りすぎてくたびれたらしく全部ストライキを起こしていたのである。おかげで全員腹が痛くて仕方がないのだった。
アダムとイヴが堕落する、2日ばかり前のことである。

1月1回頼みます
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「いいだろう、話は全て聞かせてもらったからな」
「聞かせてもらった…だと?」
「悪魔同士は一時的だが意識の共用が可能なことを忘れたのか?ルシファーが教えてくれたんだ。汝が私のために悩んでくれたことは嬉しい。600年間君は私にほぼ無関心だったからな」
「…すまぬ。未熟だったのだ。自分に正直になれなかったのだ…我は愚か者だ」
サタンは手を差し伸べてリリスの右手を軽く握った。「我とやり直してもらえるだろうか?」
リリスは月明かりの下で少し微笑んでいた。月が蒼くひかり、世にも不思議な空間を作り出す。蒼い世界だ。周囲から聞こえる音楽さえもこの世界では全く遮断されてしまう。
「いいさ、やり直そう。人生は何度でもリセットボタンが押せる。人生をやり直す気があればな…ククク、汝本当に可愛らしい地獄の帝王だな」
リリスはそのまま音楽に合わせてステップを踏もうとした。
だが、不意に世界の全てが真っ暗になり悪魔の一団は漆黒と闇の世界に巻き戻された。山の下の方に止めておいた動物たちも一緒だ。
「皆様!残念ながら12時の鐘がなったようです!白雪姫と王子様には現実世界に戻って頂きましょうかな」
よく響く声が空間内で響いた。
その声は美しく透明な男の声だったが美しさの中に皮肉と内なる残酷さ、人間の狂気まで混ぜ込んでミキサーでかき回したような、どこか聞いたものを震え上がらせる恐ろしさも持ち合わせていた。
全員があっけにとられて虚空を見上げると、まるでチャックでも開けるように真っ暗な空間を割って1人のタキシードと黒いシルクハットを着こなした、洒落た身なりの男がやってきたのだ。
時空の魔術師、そして悪魔の道化師であるメフィストフェレスである。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
「来たな、メフィストフェレス。大魔王様にしか従わない皮肉屋よ」
ルシファーが少し苦笑しながらメフィストフェレスを凝視した。
彼は自分に従わないものは基本的に余り好まないのだが、特に大魔王ばかりにしたがってばかりするメフィストフェレスは特段好まないのであった。
地獄の道化師は意地の悪そうな顔をして、あごひげをさすり自慢のシルクハットともっと黒いタキシードから砂を払った。紅い月が彼を照らし、周囲の暗黒の全てが彼を称えているようだった。
「オヤオヤこれは『偉大』なるルシファー閣下!相変わらず天使どもは貴方の足をなめておりますかな!?それとも大魔王の足を自らなめておりますかな!?ふはははは…」
「ははは、いい皮肉だな!それは過去の話だ!今は私は大天使長などではない!もっと高い位の帝王だ!!それにな私の力で大魔王様などいつか追い越してくれる!!」
向きになって言い返すルシファーを皆は止めようとした。地獄の道化師は皮肉にながけているので言い争うとろくなことにならないのだ。
「へぇ!それは驚きましたな!それではお忙しいはずのルシファー帝王はわざわざ追い越される予定の大魔王様の命令ためにわざわざ動き回るのですかい!?」
ルシファーは反論できなくなりがっくりと肩を落としてくやしみで歪ませた顔で彼を睨んだが、それは地獄の道化師を喜ばせるだけだった。
「さてと、早速お仕事と行きましょう。皆様方にはとある場所に行って一組の夫婦を堕落させてもらいましょう。ただ、堕落させる時の中心はリリス殿でお願いしますよ!こちとらただじゃ賢者の石はお渡ししませんからね!あなた方にわかりやすくいえば、今回の例ではリリス殿は、蛇になった状態で魔力を使いきってしまったんですな。それで月の光の下でしか元に戻れんのですわ。賢者の石の砕いて飲ませればすぐにも治りますよ…さて…と、吹けよ怒りの旋風!荒れ狂え偽りの天よ!」
メフィストフェレスがそう言って人差し指を出した右手をクルクルと大きく回すと風がその周りを回り始め、やがて大きくなり、巨大な竜巻ができた。
「せいぜい、頑張るのですな!追手は私が巻いておきましょう!!」
一向はメフィストフェレスの高笑いを聞いたような気がしたが、それを考えている間にすっかり竜巻に吹き飛ばされてしまった。
それでも一向は何とか空中で態勢を立て直し、とりあえず近くにあった山のようなところに降下した。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
「くそぅ、忌々しい奴め」
グレモリーに助けられてルシファーは立ち上がった。
「しかし、なんという無駄遣いだろうか。あの衣装の代金に年間の洗濯費!あれを国家資産に使えればなぁ!!」
マモンが残念そうに言った。そして自分の服装を見て、自分の質素倹約振りに改めて安心した。
マモンは貪欲さで、レヴィアタンは嫉妬で、サタンは憤怒で、ルシファーは傲慢さで、アスモデウスとベルゼバブと各動物たちは空腹で、ベルフェゴールは眠りを妨げられて、リリスとグレモリーは地獄の道化師の態度でそれぞれ顔を真っ赤にしてかっかしながら山の下の景色を見た。
そして一同は息をのんだ。
そこは光り輝く神の作った最初で最後の楽園。エデンの園だった。
「わかったわ」月の魔力を得られなくなった蛇に戻っていたリリスが言った。「私たちの仕事が…」
ルシファーが懐かしそうに眺めながら更に言った。「どうやらアダムとイヴを楽園から追放する必要があるようだな」
「しかし…そんな大仕事…それに私たちは歴史を変えてしまいかねませんし…」
グレモリーが冷や汗をたらしながら大きく息を吐いて呟いた。
不意にサタンがエデンの園のはるか北を指して言った。指差した先からは真っ暗な地平線上に明るい光と数多くの爆発音と煙が上がっていた。
「見たまえ!あれは創世記戦争の戦場だ。やはり我々はタイムスリップしたのだ!」
「タイムストリップ?」アスモデウスがおどけて言った。
「くだらん冗談ですな」レヴィアタンがバカにしたように吐き捨てた。
一同は参ってしまった。これは道化師の幻術だろうか?それとも現実だろうか?
「どっちだっていいわ」ベルフェゴールが静かに言った。「早く終わらせて帰りたいわ」
「ともかくだ」ベルゼバブが真剣そうに一堂を見回して重く、低い声で言った。
全員が何か大事なことを言うのかと期待して蝿の王を凝視した。
「とりあえず飯にしないか?」
全員が有無を言わずに賛成した。全員の腹の虫はすでに鳴りすぎてくたびれたらしく全部ストライキを起こしていたのである。おかげで全員腹が痛くて仕方がないのだった。
アダムとイヴが堕落する、2日ばかり前のことである。

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テーマ : 自作小説(ファンタジー) - ジャンル : 小説・文学
報告
報告です。
パソコン禁止令が一部解除されました。
なにぶん高校入試まで1年ですし、国民突撃兵は成績がひどいので今後一年間ばかり休日以外はPC禁止となりました。
あと、HNも変えます。国民突撃兵を変えてイニシャルのKとTから黒き鉄塔としました。
それでは…
パソコン禁止令が一部解除されました。
なにぶん高校入試まで1年ですし、国民突撃兵は成績がひどいので今後一年間ばかり休日以外はPC禁止となりました。
あと、HNも変えます。国民突撃兵を変えてイニシャルのKとTから黒き鉄塔としました。
それでは…
こんばんわ
ついに始まりましたよ…学年末テストでございます。
国民突撃兵も決戦に備えて強敵のIS2スターリン戦車(数学等)を打ち負かすべくパンツァーファウスト100(勉強、学力)を整えていざ戦場へ参りなくてはなりません。
ついに昨日、ゲシュタポ(母親)から臨時召集令状が届きました。赤紙には「パソコン禁止令」が出ております。残念ながらわが身を守るべくこの恐ろしい覚せい剤(PC)を封印するときが来たようです。
それでは皆様御機嫌よう、私はすぐ戻りますがすぐさま戦場へ出撃せねばならぬようです。敵は強大な機械化歩兵集団『TESUTO』 。相手にとって十分すぎるほどの強敵でございますが国民突撃兵は見事こやつを打ち破り、錦の衣を着て戻って来たいと思います。
追伸
小説がなんだかいろいろ含みすぎてグダグダになってきました。この前我が友人に小説を見せようとしたらなんと原稿用紙128枚分にも…電撃大賞にだす物はもっと縮小する必要がありそうです。
あと、死ににいく前にせめてバトンを・・・
銀蛇さんより
「豹変バトン」
☆指定されたキャラの好きな人と嫌いな人への対応を書いてください。
指定→リリス
好き=(一応サタンとか男全般
嫌い=支配する男、天使関係?特にガブリエルやアダムの妻イヴあたりかな…
1:みつめられる
好→夢魔時
誘惑、もしくは上目遣いで微笑む
サタン前
危うく力を失って倒れかける。
嫌→睨み殺す、もしくは魔力でねじ伏せる
2:頭をなでられる
好→夢魔時
「くすっ、かわいいのね」と言ってなで返す。
サタン前
「汝らしからぬな」といって頬を赤らめてそっと傍による
嫌→殴り飛ばす
3:甘えられる
好→夢魔時
数日飼う、もしくは抱きしめる「貴方寂しがりやなのね」
サタン前
「やめたまえ、私の前では強くいてくれ…それが君らしいのだサタン」と嬉しそうに頼む
嫌→撫で斬り
4:二人きりのディナーに誘われる
好→夢魔時
「これは夢だけの関係なので…」と断る
サタン前
ベルゼバブの高級料理店のチケットを渡してエスコート
嫌→パイを顔面にぶつける(?
5:煙草の煙かけられる
好→夢魔時
侮辱されたと感じて殴り飛ばす「今度はなくてよ」
サタン前
「君はタバコなんかすまないはずだろう!?」と驚き慌てふためく。
嫌→誇りを踏みにじられたと感じてナイフで胸元を突き刺す。「さよなら」
6:抱きつかれる
好→夢魔時
相手によって精力を奪う、抱きつき返す、キスに分かれる「まぁ相手次第ね」
サタン前
「ありがとう、ようやく汝のほうから抱きついてくれたな」と抱きつき返す。
嫌→抱きつき返しながら脳天を拳銃でぶち抜く「私は…レズは好まない主義でして…」
7:突然キスされる
好→夢魔時
舌を入れる「あらぁ、かわいいのね」
サタン前
抱きしめる「ありがとう…汝らしからぬが嬉しいぞ」
嫌→一応受ける「言っとくけど、貴方みたいな下種にキスされるほど私は落ちぶれてなくてよ」
8:「今日は帰さない」
好→夢魔時
「私が帰さない…」
サタン前
「いつも一緒ではないか」と上目遣いで微笑む。
嫌→「それはどうも、貴方を氷のキスで永遠にねむらせてあげましょうか?」
9:「消えて」
好→夢魔時
「貴方に決定権はなくてよ」と言って抱きつく。
サタン前
「汝の槍で消してくれるならそれは本望だ」と体を投げ出す。
嫌→「じゃあ貴方の視界からは消えてあげる」グシャァツ!
10:手を握られる
好→夢魔時
手を握り返してキス
サタン前
「なんだか君は積極的になったな」と喜んで握り返す
嫌→切り取る(ナイフで
11:急に殴られる
好→夢魔時
「まぁ、貴方だから勘弁してあげるけど…今度は容赦しないからね」と言って睨む
サタン前
「ばかぁ!!」と言って殴り返す
嫌→魔力で封じ込んでねじ伏せる。そし八つ裂き。
12:「おごってあげる」
好→夢魔時
「じゃあヴィトンのバッグと、シャネルの香水と…」と散々おごらす、もしくは「あなた自身をおごって頂戴ね」と舌なめずり。
サタン前
「ありがとう、なら早速今日は君をおごってもらおうかな」
嫌→「貴方なんて…殺す価値もないわね」あきれて逃げる
お姉さまならこんな感じかな。お姉さまは自分のプライドをねじ伏せるような行為は好きな人であろうと容赦はしません。かわりに甘えればその分甘えさせてくださいます。精力と体力は代償に…ね。
どうやらサタン様は例外みたいですけど。
BYグレモリー
いずれにせよ厄介なお方であることは変わりありません。皆様、閣下に外見だけでだまされぬよう。何せ彼女は《夢魔》ですから…やはりお相手ができるのはサタン様だけのようです。
では。アディオス
国民突撃兵も決戦に備えて強敵のIS2スターリン戦車(数学等)を打ち負かすべくパンツァーファウスト100(勉強、学力)を整えていざ戦場へ参りなくてはなりません。
ついに昨日、ゲシュタポ(母親)から臨時召集令状が届きました。赤紙には「パソコン禁止令」が出ております。残念ながらわが身を守るべくこの恐ろしい覚せい剤(PC)を封印するときが来たようです。
それでは皆様御機嫌よう、私はすぐ戻りますがすぐさま戦場へ出撃せねばならぬようです。敵は強大な機械化歩兵集団『TESUTO』 。相手にとって十分すぎるほどの強敵でございますが国民突撃兵は見事こやつを打ち破り、錦の衣を着て戻って来たいと思います。
追伸
小説がなんだかいろいろ含みすぎてグダグダになってきました。この前我が友人に小説を見せようとしたらなんと原稿用紙128枚分にも…電撃大賞にだす物はもっと縮小する必要がありそうです。
あと、死ににいく前にせめてバトンを・・・
銀蛇さんより
「豹変バトン」
☆指定されたキャラの好きな人と嫌いな人への対応を書いてください。
指定→リリス
好き=(一応サタンとか男全般
嫌い=支配する男、天使関係?特にガブリエルやアダムの妻イヴあたりかな…
1:みつめられる
好→夢魔時
誘惑、もしくは上目遣いで微笑む
サタン前
危うく力を失って倒れかける。
嫌→睨み殺す、もしくは魔力でねじ伏せる
2:頭をなでられる
好→夢魔時
「くすっ、かわいいのね」と言ってなで返す。
サタン前
「汝らしからぬな」といって頬を赤らめてそっと傍による
嫌→殴り飛ばす
3:甘えられる
好→夢魔時
数日飼う、もしくは抱きしめる「貴方寂しがりやなのね」
サタン前
「やめたまえ、私の前では強くいてくれ…それが君らしいのだサタン」と嬉しそうに頼む
嫌→撫で斬り
4:二人きりのディナーに誘われる
好→夢魔時
「これは夢だけの関係なので…」と断る
サタン前
ベルゼバブの高級料理店のチケットを渡してエスコート
嫌→パイを顔面にぶつける(?
5:煙草の煙かけられる
好→夢魔時
侮辱されたと感じて殴り飛ばす「今度はなくてよ」
サタン前
「君はタバコなんかすまないはずだろう!?」と驚き慌てふためく。
嫌→誇りを踏みにじられたと感じてナイフで胸元を突き刺す。「さよなら」
6:抱きつかれる
好→夢魔時
相手によって精力を奪う、抱きつき返す、キスに分かれる「まぁ相手次第ね」
サタン前
「ありがとう、ようやく汝のほうから抱きついてくれたな」と抱きつき返す。
嫌→抱きつき返しながら脳天を拳銃でぶち抜く「私は…レズは好まない主義でして…」
7:突然キスされる
好→夢魔時
舌を入れる「あらぁ、かわいいのね」
サタン前
抱きしめる「ありがとう…汝らしからぬが嬉しいぞ」
嫌→一応受ける「言っとくけど、貴方みたいな下種にキスされるほど私は落ちぶれてなくてよ」
8:「今日は帰さない」
好→夢魔時
「私が帰さない…」
サタン前
「いつも一緒ではないか」と上目遣いで微笑む。
嫌→「それはどうも、貴方を氷のキスで永遠にねむらせてあげましょうか?」
9:「消えて」
好→夢魔時
「貴方に決定権はなくてよ」と言って抱きつく。
サタン前
「汝の槍で消してくれるならそれは本望だ」と体を投げ出す。
嫌→「じゃあ貴方の視界からは消えてあげる」グシャァツ!
10:手を握られる
好→夢魔時
手を握り返してキス
サタン前
「なんだか君は積極的になったな」と喜んで握り返す
嫌→切り取る(ナイフで
11:急に殴られる
好→夢魔時
「まぁ、貴方だから勘弁してあげるけど…今度は容赦しないからね」と言って睨む
サタン前
「ばかぁ!!」と言って殴り返す
嫌→魔力で封じ込んでねじ伏せる。そし八つ裂き。
12:「おごってあげる」
好→夢魔時
「じゃあヴィトンのバッグと、シャネルの香水と…」と散々おごらす、もしくは「あなた自身をおごって頂戴ね」と舌なめずり。
サタン前
「ありがとう、なら早速今日は君をおごってもらおうかな」
嫌→「貴方なんて…殺す価値もないわね」あきれて逃げる
お姉さまならこんな感じかな。お姉さまは自分のプライドをねじ伏せるような行為は好きな人であろうと容赦はしません。かわりに甘えればその分甘えさせてくださいます。精力と体力は代償に…ね。
どうやらサタン様は例外みたいですけど。
BYグレモリー
いずれにせよ厄介なお方であることは変わりありません。皆様、閣下に外見だけでだまされぬよう。何せ彼女は《夢魔》ですから…やはりお相手ができるのはサタン様だけのようです。
では。アディオス
疲れました
どうも、国民突撃兵です。
学校で卒業生向けの絵を描く羽目になり、現在毎日6時まで残らされてイラついております。
確かに国民突撃兵は同年代の中では絵は得意ですけど、大人数で描く絵はあまり好きじゃないんですよ、おまけに天使とかはだめだし…
まぁ、やりがいのある仕事なので頑張ってます。
最近北欧神話を読みました。神様のことに書いた本を読んで、超残酷な内容かと別の意味で期待しておりましたが案外愉快な所もあり楽しめるエピソードもあり、大変満足の内容でした。
これからインドの神話のひとつである『ラーマヤーナ』とメルビルの『白鯨』を読む予定です。
でも最近テストが増えてきて小説を更新するのがやっとという現実。それに友人との人間関係の維持に疲れてストレスもわんさか…
国民突撃兵はあまりテレビと芸能とかの話題に弱いモンで…おまけに本来内気では無いのですが(むしろ逆)入学以来あまり人と話さないようにしてます。一応話題はわんさかあるんですけど皆さん何を言っているかまったくわからない様で…内気というキャラが決まってしまい今じゃ話そうにも話せません。
リリスに本心を打ち明けれないサタンはある意味作者の生き写しなのかもしれません。
まぁいいや。とりあえず生きてますし。
あと、小説に関して…当初はもっと戦闘メインであったはずなんですけどすっかり悪魔たちのどたばた珍道中みたいになってしまってます。
あと、11人もいるのでひとたび会話の書くと猛烈な量に小説が増えて大変です…それぞれ個性を出せるように努力はしておりますので会話が面白いといいんですけど…
では失礼しました。
学校で卒業生向けの絵を描く羽目になり、現在毎日6時まで残らされてイラついております。
確かに国民突撃兵は同年代の中では絵は得意ですけど、大人数で描く絵はあまり好きじゃないんですよ、おまけに天使とかはだめだし…
まぁ、やりがいのある仕事なので頑張ってます。
最近北欧神話を読みました。神様のことに書いた本を読んで、超残酷な内容かと別の意味で期待しておりましたが案外愉快な所もあり楽しめるエピソードもあり、大変満足の内容でした。
これからインドの神話のひとつである『ラーマヤーナ』とメルビルの『白鯨』を読む予定です。
でも最近テストが増えてきて小説を更新するのがやっとという現実。それに友人との人間関係の維持に疲れてストレスもわんさか…
国民突撃兵はあまりテレビと芸能とかの話題に弱いモンで…おまけに本来内気では無いのですが(むしろ逆)入学以来あまり人と話さないようにしてます。一応話題はわんさかあるんですけど皆さん何を言っているかまったくわからない様で…内気というキャラが決まってしまい今じゃ話そうにも話せません。
リリスに本心を打ち明けれないサタンはある意味作者の生き写しなのかもしれません。
まぁいいや。とりあえず生きてますし。
あと、小説に関して…当初はもっと戦闘メインであったはずなんですけどすっかり悪魔たちのどたばた珍道中みたいになってしまってます。
あと、11人もいるのでひとたび会話の書くと猛烈な量に小説が増えて大変です…それぞれ個性を出せるように努力はしておりますので会話が面白いといいんですけど…
では失礼しました。
【栄光の悪魔貴族達】第1章将検.汽織鵑猟戦
あっという間に悪魔一同の周囲は人だかりでいっぱいになった。
悪魔一同は最初、あまりにも唐突なリリスの復活に驚いたが彼らは場の空気のほうを優先することにした。唯一ゾフィーエルは情報収集に専念したが、どうやらメフィストフェレスがまだ来ていないので自由時間とすることにした。
ルシファーはポーズを決めてミケランジェロの作品のような彼の肉体をアピールし、レヴィアタンは勲章を見せびらかし、ベルゼバブは魔女たちに自作のハンバーガーを振舞った(これは魔女たちから『魔法の料理だ』といわれた)。ベルフェゴールだけは尚も眠り続け、魔女たちは彼女をいろんな意味で羨んで、『眠り姫』と呼んだ。
各自がそれぞれ人気があり、それぞれが多くの見物人の注目を浴びた。
しかし、その中で一番注目と人気のあったのはリリスとグレモリーであった。
この時代にはリリスには愛人が280人ばかりいて魔法使いがその大半を占めていたため彼女と夜をともにした年齢がさまざまな魔法使いたちが彼女をほめ称えた。また娼婦たちは彼女からテクニックを聞きだして娼婦としてのランクアップを目指すべく殺到した。
グレモリーは若さを維持する方法や恋愛相談にのったりして、これまた(特に魔女たちに)人気があった。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
しかし、リリスが特に若い男の魔法使いたちに人気があることはサタンにとっては苦痛以外の何でもなかった。
サタンは彼らの容姿を見比べ、彼らがリリスに積極的に話し、自己アピール姿をいつもうじうじする自分と対比させてよりいっそう惨めな気持ちになっていった。
ここ数百年彼の中にある不安『リリスがほかの男に取られてしまうのではなかろうか』はいっそう彼の心の中に勢力を増し、強く、そして絶対的な地位を確立した。そして彼の弱い自信は完璧に土台から不安によって打ち砕かれ、地獄の帝王は地獄での威厳をすっかりなくしておめおめと集団から離れていった。
サタンは山の斜面に腰かけ、一人孤独に悲しんでいた。
「我は何と情けない悪魔なのだろう…我は何と惨めな悪魔なのだろう…こんな地獄の帝王では、リリスを取られても無理はないだろう…ああ、我がもっとリリスに話せれば…」
サタンはどうしようもなくなり、自分を絶え間なく責め始めた。すると、そこにルシファー、レヴィアタン、マモン、アスモデウスがやってきた。
「貴公は何かを貪欲に求めている、そうだろう?」マモンが貪欲の悪魔ならではの鋭い視線でサタンの心の奥底を見透かして言った。
「そして貴公は…」レヴィアタンが手を後ろで組んで、斜面に横たわりながら言った。「とても嫉妬している。あの魔法使いたちに」
「私は貴公が貪欲になるまでして求めたいものはわかる。名誉でも、地位でも、戦争の勝利でもない、リリス閣下からの絶対的な信頼と、深い愛情…いやそれが適わないならせめて好意でも…と」マモンが更に続けた。
マモンの洞察力は流石としか言いようがない。相手の心の奥底にある貪欲さを見抜く上で、彼ほど長けたものはおそらくそういないであろう。
「だが…貴公には自信がない。実にくだらない理由で後一歩を踏み出せない、本当に地獄の帝王にしては小さなことで、くだらないことで自らの行動を思いとどまり、いつもうじうじしている」
ルシファーは斜面にすっくと立ち、空に輝く明けの明星(あけのみょうじょう)を見ながらつぶやいた。その顔はやはり自信と誇りでいっぱいのいつもの頼もしい顔だった。
しばしの沈黙が続く。風が空を駆けていった。
「いっそのこと閣下に告白しちまいましょうよ…愛の」アスモデウスが真剣な顔で言った。サタンは驚いて身の毛がよだったがすぐに落ち着いて状況把握に努めた。
「こ、告白?…だと…」サタンは胸の奥で自らの深紅の心臓がどくどくと動いているのを感じた。頬が真っ赤になり、汗が滝のように流れた。
「わ…我が告白を?…愛の?」
「愛の告白は早すぎる。もう少しステップを踏ませるべきだ」マモンがとめた。
一同はしばし考えて、沈黙した。
それはとても長い時間に思われた。
「そうだな…そうだ!ダンスだ!!リリス閣下をダンスに誘ったらどうです!?そしてもう一度お二人はやり直すのです、恋愛を、そして新たな人生を!!」
レヴィアタンが不意に手をぽんと叩いて叫んだ。
それはサタンにとってとても大きな、そして実行不可能に近い難題のように聞こえた。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
「しかし…我は、我は謝罪の気持ちさえ述べられないような情けない男だ。恋愛なぞ、地獄の帝王の仕事には入っていない…」サタンは再びしょげ返った。
考えてみたまえ、自身の人生の9割を仕事に費やした男に、いきなり恋愛をしろといって彼が了承し、すぐに行動に移せるはずがないではないか。
しかし、幸運にルシファーは素晴らしい才能を持っていた。サタンに自信、つまり『高慢』さを吹き込んで、彼の心を見事に立ち直らせたのである。
彼は独特の流暢(りゅうちょう)なしゃべり方で、サタンの人生を褒め称えた。いかに継続して仕事をすることが大変か、それをやり遂げたサタンがいかに偉大でいかに心が強いかを、情熱的にそして熱烈に褒め称えた。
そして最後にとどめの一言をルシファーはすべての人生をかける大勝負に望む騎士に話すような声でサタンに突きつけた。
「貴公の人生を動かすのは貴公だけです!貴公は自らの人生を支配するだけの力と権力があるではありませんか!さぁ、あとは一言、新しい領域への挑戦する言葉を言えればいいのです!そうすれば貴公は真の意味での勝者であり、世界で始めて女性の好意を獲得した地獄の帝王になれることでしょう!!行きましょう、貴公の未来を、そしてリリス閣下の幸福な未来を切り開くためにも!」
この言葉でサタンは興奮のあまりいきり立ち、すっくと立ち上がるとルシファーたちと硬い握手を交わし、敬礼してまるで戦争へ向かう時のように堂々とした足取りで歩き始めた。それこそまさしく地獄の帝王の誇り高い、威厳を持った姿であった!
この姿を遠き所から見たグレモリーは彼の心に何か熱いものを感じ、彼にリリスのいる場所を教えることになんら抵抗を感じなかった。
そして今サタンは、広場の真ん中でリリスの前に立ち、600年間一度も言えなかったダンスへ誘う一言を、口のあたりまで出しかけているところであった。
「悪いが…一回踊ってもらえぬだろうか?…その…我…と」
(続く)
悪魔一同は最初、あまりにも唐突なリリスの復活に驚いたが彼らは場の空気のほうを優先することにした。唯一ゾフィーエルは情報収集に専念したが、どうやらメフィストフェレスがまだ来ていないので自由時間とすることにした。
ルシファーはポーズを決めてミケランジェロの作品のような彼の肉体をアピールし、レヴィアタンは勲章を見せびらかし、ベルゼバブは魔女たちに自作のハンバーガーを振舞った(これは魔女たちから『魔法の料理だ』といわれた)。ベルフェゴールだけは尚も眠り続け、魔女たちは彼女をいろんな意味で羨んで、『眠り姫』と呼んだ。
各自がそれぞれ人気があり、それぞれが多くの見物人の注目を浴びた。
しかし、その中で一番注目と人気のあったのはリリスとグレモリーであった。
この時代にはリリスには愛人が280人ばかりいて魔法使いがその大半を占めていたため彼女と夜をともにした年齢がさまざまな魔法使いたちが彼女をほめ称えた。また娼婦たちは彼女からテクニックを聞きだして娼婦としてのランクアップを目指すべく殺到した。
グレモリーは若さを維持する方法や恋愛相談にのったりして、これまた(特に魔女たちに)人気があった。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
しかし、リリスが特に若い男の魔法使いたちに人気があることはサタンにとっては苦痛以外の何でもなかった。
サタンは彼らの容姿を見比べ、彼らがリリスに積極的に話し、自己アピール姿をいつもうじうじする自分と対比させてよりいっそう惨めな気持ちになっていった。
ここ数百年彼の中にある不安『リリスがほかの男に取られてしまうのではなかろうか』はいっそう彼の心の中に勢力を増し、強く、そして絶対的な地位を確立した。そして彼の弱い自信は完璧に土台から不安によって打ち砕かれ、地獄の帝王は地獄での威厳をすっかりなくしておめおめと集団から離れていった。
サタンは山の斜面に腰かけ、一人孤独に悲しんでいた。
「我は何と情けない悪魔なのだろう…我は何と惨めな悪魔なのだろう…こんな地獄の帝王では、リリスを取られても無理はないだろう…ああ、我がもっとリリスに話せれば…」
サタンはどうしようもなくなり、自分を絶え間なく責め始めた。すると、そこにルシファー、レヴィアタン、マモン、アスモデウスがやってきた。
「貴公は何かを貪欲に求めている、そうだろう?」マモンが貪欲の悪魔ならではの鋭い視線でサタンの心の奥底を見透かして言った。
「そして貴公は…」レヴィアタンが手を後ろで組んで、斜面に横たわりながら言った。「とても嫉妬している。あの魔法使いたちに」
「私は貴公が貪欲になるまでして求めたいものはわかる。名誉でも、地位でも、戦争の勝利でもない、リリス閣下からの絶対的な信頼と、深い愛情…いやそれが適わないならせめて好意でも…と」マモンが更に続けた。
マモンの洞察力は流石としか言いようがない。相手の心の奥底にある貪欲さを見抜く上で、彼ほど長けたものはおそらくそういないであろう。
「だが…貴公には自信がない。実にくだらない理由で後一歩を踏み出せない、本当に地獄の帝王にしては小さなことで、くだらないことで自らの行動を思いとどまり、いつもうじうじしている」
ルシファーは斜面にすっくと立ち、空に輝く明けの明星(あけのみょうじょう)を見ながらつぶやいた。その顔はやはり自信と誇りでいっぱいのいつもの頼もしい顔だった。
しばしの沈黙が続く。風が空を駆けていった。
「いっそのこと閣下に告白しちまいましょうよ…愛の」アスモデウスが真剣な顔で言った。サタンは驚いて身の毛がよだったがすぐに落ち着いて状況把握に努めた。
「こ、告白?…だと…」サタンは胸の奥で自らの深紅の心臓がどくどくと動いているのを感じた。頬が真っ赤になり、汗が滝のように流れた。
「わ…我が告白を?…愛の?」
「愛の告白は早すぎる。もう少しステップを踏ませるべきだ」マモンがとめた。
一同はしばし考えて、沈黙した。
それはとても長い時間に思われた。
「そうだな…そうだ!ダンスだ!!リリス閣下をダンスに誘ったらどうです!?そしてもう一度お二人はやり直すのです、恋愛を、そして新たな人生を!!」
レヴィアタンが不意に手をぽんと叩いて叫んだ。
それはサタンにとってとても大きな、そして実行不可能に近い難題のように聞こえた。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
「しかし…我は、我は謝罪の気持ちさえ述べられないような情けない男だ。恋愛なぞ、地獄の帝王の仕事には入っていない…」サタンは再びしょげ返った。
考えてみたまえ、自身の人生の9割を仕事に費やした男に、いきなり恋愛をしろといって彼が了承し、すぐに行動に移せるはずがないではないか。
しかし、幸運にルシファーは素晴らしい才能を持っていた。サタンに自信、つまり『高慢』さを吹き込んで、彼の心を見事に立ち直らせたのである。
彼は独特の流暢(りゅうちょう)なしゃべり方で、サタンの人生を褒め称えた。いかに継続して仕事をすることが大変か、それをやり遂げたサタンがいかに偉大でいかに心が強いかを、情熱的にそして熱烈に褒め称えた。
そして最後にとどめの一言をルシファーはすべての人生をかける大勝負に望む騎士に話すような声でサタンに突きつけた。
「貴公の人生を動かすのは貴公だけです!貴公は自らの人生を支配するだけの力と権力があるではありませんか!さぁ、あとは一言、新しい領域への挑戦する言葉を言えればいいのです!そうすれば貴公は真の意味での勝者であり、世界で始めて女性の好意を獲得した地獄の帝王になれることでしょう!!行きましょう、貴公の未来を、そしてリリス閣下の幸福な未来を切り開くためにも!」
この言葉でサタンは興奮のあまりいきり立ち、すっくと立ち上がるとルシファーたちと硬い握手を交わし、敬礼してまるで戦争へ向かう時のように堂々とした足取りで歩き始めた。それこそまさしく地獄の帝王の誇り高い、威厳を持った姿であった!
この姿を遠き所から見たグレモリーは彼の心に何か熱いものを感じ、彼にリリスのいる場所を教えることになんら抵抗を感じなかった。
そして今サタンは、広場の真ん中でリリスの前に立ち、600年間一度も言えなかったダンスへ誘う一言を、口のあたりまで出しかけているところであった。
「悪いが…一回踊ってもらえぬだろうか?…その…我…と」
(続く)
テーマ : 自作小説(ファンタジー) - ジャンル : 小説・文学
【栄光の悪魔貴族達】第1章将掘.屮蹈奪吋
悪魔達はゾフィーエルを先頭に真っ暗な時空の狭間にある地上へとつながる長い長い道なき道を降りていた。
そこはまるでトンネルのようになっていて一面コンクリートで埋め尽くされたように冷たく、灰色で声がよく響いた。
「かつて…」ベルゼバブが話し出した。「我々空軍はここを通って創世記戦争へ参戦した」
マモンが続けるように言った。「私が万魔殿建設の為まだ混沌とした地獄と世界から黄金を運ぶ時も同じ道筋を通ったな」
ルシファーも過去を思い出しながら言った。「私もそうだった。エデンの園へ行ったその時もここを通ったものだ…だが、最終的に私はアダムとイヴを堕落させる段階まで行くことはできなかった。教会やミルトンは私が堕落させたと書いているが本当はあの日、誰が彼らを堕落させたのだろう?」
「それは…」リリスがくすりと笑って言った。「永遠のミステリーね」
「♪この道は〜いつか来た〜道〜♪」
アスモデウスが陽気になって歌い始めた。他の悪魔達も何だか遠足に出かけるような気分になってあわせて歌い始めた。やがてその奇妙な歌は悪魔の青春行進曲に変わり、トンネル内で反響して割れんばかりの声になった。
「静まりたまえ貴公ら!!」
サタンが怒って彼らの歌をとめた。「我々はピクニックに来たわけではない!」
「誰のせいでしょうねぇ?」そんな彼の声に静寂の中から問いが返ってきた。
「何だと!?だれだ?我を罵倒するのは?」サタンは更に怒り、危うく槍を振り上げるところであったがレヴィアタンが止めた。
問いを出した張本人はなおもこう続けた。「お姉さまがこんなことになったのは?誰のせいでしょうね、ほんとに…」当然の如く声の主はグレモリーだった。
「まぁ、サタン閣下のせいでしょうね…ムニャ」ベルフェゴールがベルゼバブから貰ったスイカを食べながら眠気眼で言った。
サタンは怒りの余り、核兵器が炸裂したようなくらいの声で吼え、それがトンネル内で大反響して一同は耳がつんぼになりかけた。更に彼はグレモリーに迫ったが、それを悪鬼の形相で止めるものがいた、青年に戻ったマルコシアスである。
「我がご主人様には指一本ゆれさせぬ!」
「このオオカミ少年が!鍋にしてくれる!!」
危うくトンネルを破壊するかしないかという大乱闘が起きようとしたときだった。
「静まれぇぇぇぇえ!!!」
今までわなわなと貯めていた怒りをついに我慢しきれなくなったゾフィーエルがサタンの何倍ともいえる怒りに満ちた、というよりもストレスによるものが強い大声をあげて一同を黙らせた。
「お止めください!今は喧嘩などしている場合ではありません!大人気ないではないですか!?」
一同はようやく己らの愚かさと大人気なさに気づき、半分納得半分不満ながらも更に数時間降り、14世紀への扉(本当に木の扉であり、真ん中プレートを書き換えれば好きな時代と場所に行ける便利な扉であった〉を開けた。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
扉を抜けると、そこは14世紀ドイツ、ハルツ山地の中のなだらかな山であるブロッケン山の頂上だった。
そこでは毎年1回、魔女や魔法使い、魑魅魍魎(ちみもうりょう)が集まって大宴会を開く【ヴァプルギルプの夜】というお祭りの真っ最中で、山中が祭りに酔いそれていた。その日は真っ暗で月も出ていなかったが、山は何故か真昼のように明るかった。
花火が上がり、魔女が飛び、娼婦が踊り、芸者が劇を演じ、山道には店が立ち並ぶなど愉快な気分になるようなものばかりだった。
「何と素晴らしいのだろう!」
アスモデウスが感激して涙を流し、このときの気分を情熱的な言葉で詩にしたのに対し、マモンは全く別の意味で感動していた。
「おお見たまえ、地面一面に散らばるこの美しい銅、銀貨の輝きを!!ああ…素晴らしいここは天国だ!!」
一向は愉快に悪魔の青春行進曲を歌いながら、山頂の、ひときわ大きな玉座のような飾り物のところまで歩こう(噂ではそこにメフィストフェレスがいるはずだった)とした。すると、世にも奇妙なことがおこった。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
なんと山中の照明がぱったりと途絶えてしまったのである。突然の出来事にまるで時間が止まったように人々は立ち止まり、死んだ魚のように口をあんぐりさせて驚いた。
おお、北の空を見よ。何という幻想的な光景であろうか!!そのときの美しさはどう表現すればいいのか私にはわからぬ、しかしここはあえて単純明快に説明しよう。
不意に今まで厚く、どこまでも黒き雲に隠れていた巨大な満月が姿を現しその光を、蒼い優しい光をまるで架け橋のように蛇となったりリスに延ばしたのである!!
するとどうだろう!
彼女の蛇の身体は青く、光り輝く金剛石の如く輝き、やがてアニメーションのようにあの蛇の身体は人間の身体に変わっていき、やがて無限の闇と蒼い一筋の光の中にその美しい、そして妖艶で優美な身体が明らかになったのである!人々は(悪魔も)息をのみ、すっかり見とれてしまった。これこそが彼女の持つ、異性も同性も虜にする不思議な力である。
そのときの彼女の黒い、透き通るような髪に真珠のような蒼く光り輝く肌と美しい衣装は人々に月の女王リリスがやってきたことを知らしめたのであった。人々はこの不思議な現象に目を見張ったが(無論悪魔達も)彼女が優雅に、そして可愛らしくちょこんと巨大な銀色の狼の上に座ると、今まで一切に干渉しなかった明かりはすぐさま回復した。
それは後々ブロッケン山の奇跡と呼ばれるようになるのである。
とにもかくにも悪魔達が多くの人々から注目されるのはすぐ先のことであった。

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そこはまるでトンネルのようになっていて一面コンクリートで埋め尽くされたように冷たく、灰色で声がよく響いた。
「かつて…」ベルゼバブが話し出した。「我々空軍はここを通って創世記戦争へ参戦した」
マモンが続けるように言った。「私が万魔殿建設の為まだ混沌とした地獄と世界から黄金を運ぶ時も同じ道筋を通ったな」
ルシファーも過去を思い出しながら言った。「私もそうだった。エデンの園へ行ったその時もここを通ったものだ…だが、最終的に私はアダムとイヴを堕落させる段階まで行くことはできなかった。教会やミルトンは私が堕落させたと書いているが本当はあの日、誰が彼らを堕落させたのだろう?」
「それは…」リリスがくすりと笑って言った。「永遠のミステリーね」
「♪この道は〜いつか来た〜道〜♪」
アスモデウスが陽気になって歌い始めた。他の悪魔達も何だか遠足に出かけるような気分になってあわせて歌い始めた。やがてその奇妙な歌は悪魔の青春行進曲に変わり、トンネル内で反響して割れんばかりの声になった。
「静まりたまえ貴公ら!!」
サタンが怒って彼らの歌をとめた。「我々はピクニックに来たわけではない!」
「誰のせいでしょうねぇ?」そんな彼の声に静寂の中から問いが返ってきた。
「何だと!?だれだ?我を罵倒するのは?」サタンは更に怒り、危うく槍を振り上げるところであったがレヴィアタンが止めた。
問いを出した張本人はなおもこう続けた。「お姉さまがこんなことになったのは?誰のせいでしょうね、ほんとに…」当然の如く声の主はグレモリーだった。
「まぁ、サタン閣下のせいでしょうね…ムニャ」ベルフェゴールがベルゼバブから貰ったスイカを食べながら眠気眼で言った。
サタンは怒りの余り、核兵器が炸裂したようなくらいの声で吼え、それがトンネル内で大反響して一同は耳がつんぼになりかけた。更に彼はグレモリーに迫ったが、それを悪鬼の形相で止めるものがいた、青年に戻ったマルコシアスである。
「我がご主人様には指一本ゆれさせぬ!」
「このオオカミ少年が!鍋にしてくれる!!」
危うくトンネルを破壊するかしないかという大乱闘が起きようとしたときだった。
「静まれぇぇぇぇえ!!!」
今までわなわなと貯めていた怒りをついに我慢しきれなくなったゾフィーエルがサタンの何倍ともいえる怒りに満ちた、というよりもストレスによるものが強い大声をあげて一同を黙らせた。
「お止めください!今は喧嘩などしている場合ではありません!大人気ないではないですか!?」
一同はようやく己らの愚かさと大人気なさに気づき、半分納得半分不満ながらも更に数時間降り、14世紀への扉(本当に木の扉であり、真ん中プレートを書き換えれば好きな時代と場所に行ける便利な扉であった〉を開けた。
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扉を抜けると、そこは14世紀ドイツ、ハルツ山地の中のなだらかな山であるブロッケン山の頂上だった。
そこでは毎年1回、魔女や魔法使い、魑魅魍魎(ちみもうりょう)が集まって大宴会を開く【ヴァプルギルプの夜】というお祭りの真っ最中で、山中が祭りに酔いそれていた。その日は真っ暗で月も出ていなかったが、山は何故か真昼のように明るかった。
花火が上がり、魔女が飛び、娼婦が踊り、芸者が劇を演じ、山道には店が立ち並ぶなど愉快な気分になるようなものばかりだった。
「何と素晴らしいのだろう!」
アスモデウスが感激して涙を流し、このときの気分を情熱的な言葉で詩にしたのに対し、マモンは全く別の意味で感動していた。
「おお見たまえ、地面一面に散らばるこの美しい銅、銀貨の輝きを!!ああ…素晴らしいここは天国だ!!」
一向は愉快に悪魔の青春行進曲を歌いながら、山頂の、ひときわ大きな玉座のような飾り物のところまで歩こう(噂ではそこにメフィストフェレスがいるはずだった)とした。すると、世にも奇妙なことがおこった。
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なんと山中の照明がぱったりと途絶えてしまったのである。突然の出来事にまるで時間が止まったように人々は立ち止まり、死んだ魚のように口をあんぐりさせて驚いた。
おお、北の空を見よ。何という幻想的な光景であろうか!!そのときの美しさはどう表現すればいいのか私にはわからぬ、しかしここはあえて単純明快に説明しよう。
不意に今まで厚く、どこまでも黒き雲に隠れていた巨大な満月が姿を現しその光を、蒼い優しい光をまるで架け橋のように蛇となったりリスに延ばしたのである!!
するとどうだろう!
彼女の蛇の身体は青く、光り輝く金剛石の如く輝き、やがてアニメーションのようにあの蛇の身体は人間の身体に変わっていき、やがて無限の闇と蒼い一筋の光の中にその美しい、そして妖艶で優美な身体が明らかになったのである!人々は(悪魔も)息をのみ、すっかり見とれてしまった。これこそが彼女の持つ、異性も同性も虜にする不思議な力である。
そのときの彼女の黒い、透き通るような髪に真珠のような蒼く光り輝く肌と美しい衣装は人々に月の女王リリスがやってきたことを知らしめたのであった。人々はこの不思議な現象に目を見張ったが(無論悪魔達も)彼女が優雅に、そして可愛らしくちょこんと巨大な銀色の狼の上に座ると、今まで一切に干渉しなかった明かりはすぐさま回復した。
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【栄光の悪魔貴族達】第1章将供,修譴召譴粒詁と新事実
やがて一向は時空の狭間と呼ばれる砂漠の真ん中にぽっかりとあく、真っ黒な穴のような場所にたどり着いた。そこには何匹か神話上の出てくる動物が悪魔たちをすでに待っていた。
「皆様、これから必要な方には乗り物を用意します。各自が搭乗次第飛び込んでください。間違って変な世界に行かぬよう御用心を」
そういってゾフィーエルはまずルシファーに誇り高きグリフォンを、アスモデウスに美しい美女の顔をしていて姿は鳥のセイレーンというギリシャ産の怪物を、そしてマモンには機械仕掛けでガソリンで動くガーゴイルをレヴィアタンには巨大なカエルを、それぞれ乗り物として与えた。
彼らは各自移動の用意を整えるとゾフィーエルが懐から出した鶏の足を持つドイツ製のような精巧なカメラで記念撮影をした。
サタンはこの時ルシファーの写真写りが他より明らかによすぎるとカメラに不満を言い、それにルシファーは美しいものほど記録に残すべきなのだと答えた。
そして各自が時空の狭間に飛び込もうとした時だった「お待ちください!!お待ちください!!」
不意に後ろからドラゴンに乗ったアビゴールが行きも絶え絶えに大慌てでやってきたのだ。
「皆様、サタン閣下大変です!大変です!!」
彼はドラゴンから転げ落ちるように降りると、手紙を差し出しながら急いで11人の元へ駆けてきた。
「落ち着けアビゴール!」サタンが手紙を受け取り、封を開けて皆を集めて読んだ。
その間にアビゴールは再びドラゴンに乗り、帰ってしまった。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
親愛なる悪魔の貴族諸君
実に奇妙な事実が発覚した。
天使軍が今回何故今更になって我が領土に攻め込んできたのかを我が情報部が調べた結果なのだが…
どうも一番最初に攻撃命令を発したものが誰かすらわからない状況なのだ。
と、言うのも奇妙な話だが戦が始まる前の日に国境付近の各軍団に別々の大指揮官(ミカエル、ガブリエル、ラファエル、ウリエルの4人だ)から個別に命令が届いたそうなのだが、なんと大指揮官のいずれも攻撃命令を発していないようなのだ。
おまけにリリスと一騎打ちを交えたガブリエルなのだが…どうも彼女はミカエルから命令で南の丘は既に占領済みだと聞いたうえで丘に軍旗を揚げに行ったようなのだ。しかしミカエルはそんな命令は出した覚えが無いという。おまけに当時そこには徹底抗戦を続ける我が軍残兵がいたわけだから論理的に考えることを優先する天使軍司令官にしてはずいぶんめちゃくちゃな命令ではないか。意図的に何者かがガブリエルをそこへ向かわせたのだろうか?
最後にもう一つ。
ゾフィーエルの証言が正しいはずなら彼女の飛行速度と当時の現場の環境、そしてリリスまでの距離と彼女がリリスがいる場所を大体は知っていたことを全て考えて報告された時間(2分)の3分の1(40秒)で着く筈なのだ。なぜなら彼女の一番初めに向かった方向には事実上リリスがいたわけだし、彼女の飛行速度ならもっと早く現場についてもいいはずだ。
だが、証言では1分半以上同じ方向を低空飛行して探し回ったようだ。
まさか不意にめくらになったり、リリスの顔を忘れたわけではあるまい。
どうもおかしい。何者かが我々を動かすべく、影で糸を引いているような気がするのだ。
そうだとすればそれは私が知っている神々の誰よりも賢い人物であることは間違いない。そして我々に何らかのアクションを起こすことを期待しているに違いない。
そして天上界もついにこのことに感ずいてどうも貴公たちに密偵をつけたらしい。厄介な事態になりそうだ。我々もできるだけのことはするが、最悪の事態も覚悟しておけ。
それでは、幸運を祈る。
大魔王アーリマンより
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
「何ということだろう!!」サタンが悲鳴に近い声で叫んだ。「いったい何者なのだ!?」
「天使軍でさえも自由に情報操作のできる者か…宣伝省のベリアル以上の能力を持つ奴だな」ルシファーが驚きつつも落着いて言った。
「きっと彼は」マモンが羨ましがりながら言った。「経済力もあるに違いない。450万まで軍隊を集めるには最低でも20軍団それぞれに手紙を書く必要がある。羊皮紙代が馬鹿にならない」
「妬ましい奴め!我々に奴のような力があれば!!」レヴィアタンが憎憎しさと嫉妬で顔を真っ赤にするとで叫んだ。
「仕様がないさ。我々は我々のやり方で天上界を打ち破ろう」ベルゼバブがケーキを食べながら生クリームを拭って、蝿に与えた。そして付け加えた。「それこそ悪魔のロマンだ」
「いずれにせよ、さっさと15世紀に行きましょう。長引けば我々の不利ですわ」グレモリーが時空の狭間に飛び込む用意をしながら言った。ベルフェゴールは輿の上で右手を時空の狭間に向けるとまた再び眠った。「早く行こう」の合図である。
「いつかは連中を血の海で貪る(むさぼる)日が来るでしょうね」リリスが憎しみをこめて静かに言った。
各自が飛び込み、最後にグレモリーとマルコシアスにリリス、そしてサタンが残った。
「後ろは任せたぞサタン」リリスが力強く言った。「汝を信じているからな」
サタンにとって失態を起こした後期待されるのは微妙な気持ちだった。彼は当然の如く最善を尽くす自信はあるが、何故だか不安が後から後から彼の弱い自信の土台を揺るがしていくのだった。
サタンは罪滅ぼしの一環としてリリスに今までの分の謝罪をしようとした。しかしリリスの空虚な蛇の目で見つめられると、なんだか言葉に詰まってしまう。
結局彼は首を縦に振ることしかできなかった。
グレモリーはその様子を見るとマルコシアスに合図をした。彼は首を縦に振ってすぐに飛び込み、その場にはサタンが残された。
風が冷たく、サタンはぶるっと震えた。なんだが変な気分だった。
「せめて…せめて一言でも謝罪の気持ちを…述べられたら…我はずっと楽になっていたに違いない。どうしてだ?どうして簡単なことが彼女の前ではできないのだ?…どうしてだ?我は強いはずなのに…」
サタンは心の奥底からなにやら熱いものが吹き出てくるのを感じた。それと同時に彼のほほを水滴が流れているのもわかった。水滴は、とても塩気が多くしょっぱかった。
(最善を尽くすしかあるまいだろう…だが…今度ばかりは失敗できないのだ。そうすれば…リリスは我を、我を…ああそうだ。我を見捨てて他の男供の所へ行ってしまう。リリスを失いたくはない…くそっ!)
サタンは何とか自分に言い聞かせて汗をぬぐい、涙を拭いて飛び込んだ。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
「ふん、連中め。もう気づいたのか」
サタンが飛び込んでしばらくした後、時空の狭間を前にして、ミカエルはつぶやいた。彼のすぐそばにはガブリエルがいる。
この2人が天上界の密偵だったのだ。彼らは透明になって常に2,3歩後ろから悪魔の集団を監視し続けていた。そして今から彼らも悪魔たちの後に続くのである。
「忌々しいリリスめ!私がこの剣で貴様に貪られる前に殺してやる!!首をはね、貴様の思い出のすべてをこの手で破壊してやる!!……ミカエル様、どうして彼らを攻撃しないのです?今ならサタンは人形同然ですし、簡単に殺せますのに!?」
ガブリエルが半分狂乱の域に達しながらミカエルに詰め寄った。彼女にとっては目の前にいる宿敵を殺すことで頭がいっぱいだったのだ。
ミカエルは良く透き通った声で、なだめるように言った。
「仕方がないのだ。今度の戦争は我々の失態だ。我々は不覚にも侵入者に情報をかく乱され、悪魔共々大損害をおった。不要に血が流されたのだ…我々は謝罪をしなければならない。しかしだ、悪魔どもに頭を下げるわけにはいかぬ、そうすれば我々の負けだ。だから…悪魔共がピンチになったら助けてやって彼らに恩を売るのだ。そうすれば安易に漬け込まれることもあるまい…やり難いと思うが、頑張ってくれ」
ミカエルはそういうと、ガブリエルの手をとり、時空の狭間に飛び込んだ。
あとには静かな砂漠が残った。

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「皆様、これから必要な方には乗り物を用意します。各自が搭乗次第飛び込んでください。間違って変な世界に行かぬよう御用心を」
そういってゾフィーエルはまずルシファーに誇り高きグリフォンを、アスモデウスに美しい美女の顔をしていて姿は鳥のセイレーンというギリシャ産の怪物を、そしてマモンには機械仕掛けでガソリンで動くガーゴイルをレヴィアタンには巨大なカエルを、それぞれ乗り物として与えた。
彼らは各自移動の用意を整えるとゾフィーエルが懐から出した鶏の足を持つドイツ製のような精巧なカメラで記念撮影をした。
サタンはこの時ルシファーの写真写りが他より明らかによすぎるとカメラに不満を言い、それにルシファーは美しいものほど記録に残すべきなのだと答えた。
そして各自が時空の狭間に飛び込もうとした時だった「お待ちください!!お待ちください!!」
不意に後ろからドラゴンに乗ったアビゴールが行きも絶え絶えに大慌てでやってきたのだ。
「皆様、サタン閣下大変です!大変です!!」
彼はドラゴンから転げ落ちるように降りると、手紙を差し出しながら急いで11人の元へ駆けてきた。
「落ち着けアビゴール!」サタンが手紙を受け取り、封を開けて皆を集めて読んだ。
その間にアビゴールは再びドラゴンに乗り、帰ってしまった。
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親愛なる悪魔の貴族諸君
実に奇妙な事実が発覚した。
天使軍が今回何故今更になって我が領土に攻め込んできたのかを我が情報部が調べた結果なのだが…
どうも一番最初に攻撃命令を発したものが誰かすらわからない状況なのだ。
と、言うのも奇妙な話だが戦が始まる前の日に国境付近の各軍団に別々の大指揮官(ミカエル、ガブリエル、ラファエル、ウリエルの4人だ)から個別に命令が届いたそうなのだが、なんと大指揮官のいずれも攻撃命令を発していないようなのだ。
おまけにリリスと一騎打ちを交えたガブリエルなのだが…どうも彼女はミカエルから命令で南の丘は既に占領済みだと聞いたうえで丘に軍旗を揚げに行ったようなのだ。しかしミカエルはそんな命令は出した覚えが無いという。おまけに当時そこには徹底抗戦を続ける我が軍残兵がいたわけだから論理的に考えることを優先する天使軍司令官にしてはずいぶんめちゃくちゃな命令ではないか。意図的に何者かがガブリエルをそこへ向かわせたのだろうか?
最後にもう一つ。
ゾフィーエルの証言が正しいはずなら彼女の飛行速度と当時の現場の環境、そしてリリスまでの距離と彼女がリリスがいる場所を大体は知っていたことを全て考えて報告された時間(2分)の3分の1(40秒)で着く筈なのだ。なぜなら彼女の一番初めに向かった方向には事実上リリスがいたわけだし、彼女の飛行速度ならもっと早く現場についてもいいはずだ。
だが、証言では1分半以上同じ方向を低空飛行して探し回ったようだ。
まさか不意にめくらになったり、リリスの顔を忘れたわけではあるまい。
どうもおかしい。何者かが我々を動かすべく、影で糸を引いているような気がするのだ。
そうだとすればそれは私が知っている神々の誰よりも賢い人物であることは間違いない。そして我々に何らかのアクションを起こすことを期待しているに違いない。
そして天上界もついにこのことに感ずいてどうも貴公たちに密偵をつけたらしい。厄介な事態になりそうだ。我々もできるだけのことはするが、最悪の事態も覚悟しておけ。
それでは、幸運を祈る。
大魔王アーリマンより
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
「何ということだろう!!」サタンが悲鳴に近い声で叫んだ。「いったい何者なのだ!?」
「天使軍でさえも自由に情報操作のできる者か…宣伝省のベリアル以上の能力を持つ奴だな」ルシファーが驚きつつも落着いて言った。
「きっと彼は」マモンが羨ましがりながら言った。「経済力もあるに違いない。450万まで軍隊を集めるには最低でも20軍団それぞれに手紙を書く必要がある。羊皮紙代が馬鹿にならない」
「妬ましい奴め!我々に奴のような力があれば!!」レヴィアタンが憎憎しさと嫉妬で顔を真っ赤にするとで叫んだ。
「仕様がないさ。我々は我々のやり方で天上界を打ち破ろう」ベルゼバブがケーキを食べながら生クリームを拭って、蝿に与えた。そして付け加えた。「それこそ悪魔のロマンだ」
「いずれにせよ、さっさと15世紀に行きましょう。長引けば我々の不利ですわ」グレモリーが時空の狭間に飛び込む用意をしながら言った。ベルフェゴールは輿の上で右手を時空の狭間に向けるとまた再び眠った。「早く行こう」の合図である。
「いつかは連中を血の海で貪る(むさぼる)日が来るでしょうね」リリスが憎しみをこめて静かに言った。
各自が飛び込み、最後にグレモリーとマルコシアスにリリス、そしてサタンが残った。
「後ろは任せたぞサタン」リリスが力強く言った。「汝を信じているからな」
サタンにとって失態を起こした後期待されるのは微妙な気持ちだった。彼は当然の如く最善を尽くす自信はあるが、何故だか不安が後から後から彼の弱い自信の土台を揺るがしていくのだった。
サタンは罪滅ぼしの一環としてリリスに今までの分の謝罪をしようとした。しかしリリスの空虚な蛇の目で見つめられると、なんだか言葉に詰まってしまう。
結局彼は首を縦に振ることしかできなかった。
グレモリーはその様子を見るとマルコシアスに合図をした。彼は首を縦に振ってすぐに飛び込み、その場にはサタンが残された。
風が冷たく、サタンはぶるっと震えた。なんだが変な気分だった。
「せめて…せめて一言でも謝罪の気持ちを…述べられたら…我はずっと楽になっていたに違いない。どうしてだ?どうして簡単なことが彼女の前ではできないのだ?…どうしてだ?我は強いはずなのに…」
サタンは心の奥底からなにやら熱いものが吹き出てくるのを感じた。それと同時に彼のほほを水滴が流れているのもわかった。水滴は、とても塩気が多くしょっぱかった。
(最善を尽くすしかあるまいだろう…だが…今度ばかりは失敗できないのだ。そうすれば…リリスは我を、我を…ああそうだ。我を見捨てて他の男供の所へ行ってしまう。リリスを失いたくはない…くそっ!)
サタンは何とか自分に言い聞かせて汗をぬぐい、涙を拭いて飛び込んだ。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
「ふん、連中め。もう気づいたのか」
サタンが飛び込んでしばらくした後、時空の狭間を前にして、ミカエルはつぶやいた。彼のすぐそばにはガブリエルがいる。
この2人が天上界の密偵だったのだ。彼らは透明になって常に2,3歩後ろから悪魔の集団を監視し続けていた。そして今から彼らも悪魔たちの後に続くのである。
「忌々しいリリスめ!私がこの剣で貴様に貪られる前に殺してやる!!首をはね、貴様の思い出のすべてをこの手で破壊してやる!!……ミカエル様、どうして彼らを攻撃しないのです?今ならサタンは人形同然ですし、簡単に殺せますのに!?」
ガブリエルが半分狂乱の域に達しながらミカエルに詰め寄った。彼女にとっては目の前にいる宿敵を殺すことで頭がいっぱいだったのだ。
ミカエルは良く透き通った声で、なだめるように言った。
「仕方がないのだ。今度の戦争は我々の失態だ。我々は不覚にも侵入者に情報をかく乱され、悪魔共々大損害をおった。不要に血が流されたのだ…我々は謝罪をしなければならない。しかしだ、悪魔どもに頭を下げるわけにはいかぬ、そうすれば我々の負けだ。だから…悪魔共がピンチになったら助けてやって彼らに恩を売るのだ。そうすれば安易に漬け込まれることもあるまい…やり難いと思うが、頑張ってくれ」
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コメント&足跡帳
ご訪問ありがとうございます。
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良い結果が出ますように奄環和弘(M∀ZU)申し訳ありませんがNo titleがんばってくださいね。さなえ申し訳ありませんがNo titleがんばってください。
私もいつまでブログを続けられるかわかりませんが
帰還をお待ちしてます。銀蛇申し訳ありませんがNo title間に合ってるかどうか解らんけども・・・
「行ってらっしゃい」テスラ【栄光の悪魔貴族達】第1章エピローグ 星辰天軍、そして…No titleありがとうございます。
地獄の道化師は書くのに苦労しました。どんな奴か決めるのに時間がかかってしまって。
最後は勝利…したらまずいですよね。でも敗北させては黒き鉄塔【栄光の悪魔貴族達】第1章エピローグ 星辰天軍、そして…No titleまずは第一章終了おめでとうございます。
壮絶な戦いでしたね。
地獄の道化師は最後まで食えない奴でした。
最後は勝利……という形になるのでしょうが、悪魔たちとすれ銀蛇